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用語集:な行

内陸直下型地震: Inland earthquake
日本列島は、太平洋プレートやフィリピン海プレートによって常に押され続けており、内陸部の活断層周辺には、これによるひずみが蓄積されている。このひずみが開放されて発生するのが「内陸直下型地震」であり、1995年の兵庫県南部地震(野島断層)はこのタイプの地震である。一般に内陸直下型地震は、プレート境界型地震に比較して、地震規模(エネルギー)は小さいものの、活断層上部に大都市など人口集中地域があると、極めて大きな被害をもたらすことが知られている。
軟弱地盤: soft ground
軟らかい粘土質あるいはシルト質地盤、液状化の可能性のある砂質地盤などをいう。一般的に、土の性状が不均質で支持力が小さい。N値は粘土質地盤では4以下、砂質地盤では10以下である。地盤改良の対象となる。
濃淡電池腐食: Concentration cell corrosion
イオンや溶存酸素の濃度が局部的に異なる水溶液に鋼の表面に接触したために生じた電池による腐食。
のど厚(すみ肉溶接の): Throat of a fillet weld
すみ肉溶接において、その断面に内接する直角三角形を画いたとき、ルート部から対辺までの垂線距離をいい、理論のど厚と実際のど厚とがある。前者は、設計計算上用いるのど厚で、すみ肉のサイズで定まる三角形のすみ肉の継手ルートから測った高さ。後者は、実際上溶接されたところののど厚をいい、すみ肉溶接の断面のルートから表面までの最短距離。 理論のど厚と実際ののど厚
のど厚
法面: Face of slope
掘削溝を素掘りで施工する場合あるいは盛土を行う場合、土崩れを防止するためにつける傾斜面。
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