断層用鋼管
我が国の活断層はその大半が逆断層であると言われています。当協会では水道管路が断層を横過する場合、管路の安全性を確保する目的で「断層用鋼管」の実験及び解析を実施し、WSP077「断層用鋼管」として規格制定しました。
「断層用鋼管」とは、予め変形し易い山形の部位を設け、座屈位置や変形モードを制御することにより、地震時に数mに及ぶ大きな地盤変状が局所的に発生した場合でも、内空断面を確保して管路の通水機能を維持できる水道用鋼管です。
断層(逆断層)変位による断層用鋼管の変形図
(変形前)
(変形後)
圧力(押す力) 断層がずれる方向