協会の歩みと事業活動
日本水道鋼管協会は昭和42年1月に設立し、以来水道鋼管に関する技術の開発、研究、WSP(日本水道鋼管協会)規格の制定をはじめ、技術セミナーの開催や各種の広報活動など、協会の活動を通じて優れた鋼管をユーザーの皆様に安定供給し、更なる需要分野の拡大を目指して取り組んでいます。
鋼管は、鋼の高強度、高延性、高靱性など材料特性を活かすとともに、溶接による一体構造管路を形成した配管材であり、重要度が高く、耐震性が要求される様々なパイプラインに使用されています。
当協会では、耐震化と長寿命化をキーワードに技術の開発・改良を進めています。
当協会では、需要拡大に伴うユーザーへのサービス、アフターケア等の体制強化のため、7ヶ所の地方支部があります。技術資料の提供や技術セミナーなどの広報活動から設計、施工に関する技術サービスまで幅広い活動を行っています。
協会組織には部会と委員会が有り、それぞれ専門分野での活動に取り組んでいます。特に各委員会での実験、研究、開発等は着実な成果をあげています。
今後、経済、社会情勢は一層多様化が進んで行くものと考えられ、水道関連事業や農業用水、治水事業などにも、より効果的な施設の建設と維持管理が望まれています。また、建築設備が増大することによる配管システムの充実も望まれています。
当協会では、長年の経験と豊富な実績を有する鋼管メーカーを中心に、一般埋設用鋼管をはじめ推進用鋼管、水管橋、海底送水管、断層用鋼管、パイプ・イン・パイプ工法、SDF工法、給水用各種防食鋼管など各種鋼管並びに鋼製配水池・緊急貯水槽の設計から製作施工に至るまで確かな技術によりユーザーの皆様の信頼に応えるよう、より一層の努力を重ねてまいります。